リレーエッセー 第66弾

御影だんじり祭

藤井 英映(24EA)

「地車」(だんじり)と聞くと、有名な岸和田のだんじり祭を思い浮かべられる方が多いと思いますが、神戸市東灘区にも31台のだんじりがあり、毎年ゴールデンウィークにお祭りがあり賑わっています。

お祭りは、朝早くから夜遅くまでだんじりが東灘区界隈を練り歩いたり、一定期間の道路を封鎖することから、都心の車が減少するゴールデンウィークの時期を選んでいると思いますが、お祭りに参加する地元の方々も、連休に遠出しなくても良いというメリットがあります。

阪神御影駅北側のだんじり広場で催される曳き回しには手に汗握り、阪急御影駅南側で行われる夜のパレードの美しさは観客を魅了します。

特に、御影のだんじり7台が集合する「弓弦羽神社」の宮入は、御影の町の一大イベントでもあります。

さて、子供の頃から打楽器好きの息子が、だんじりの鐘と太鼓に魅せられ、小学生の頃から「鳴り物」に参加し、長年訓練を受けてきました。そして、このほどめでたく宮入の鐘を任されることになり、今年の我が家はより一層盛り上がりました。 その盛り上がりついでに、おやじも57歳にしてだんじりデビューすることになりました。

よくよく考えると、朝早くから夜遅くまで街中を散歩するだけでも相当過酷な行為ですが、これに加えて57歳という最高齢記録での初参加という悪条件で、その後1週間は全身筋肉痛という後遺症に悩まされました。

息子に連れられ、善光寺参りならぬ、だんじりデビューでしたが、鐘と太鼓を聞きながら後ろをついていくと、自然に身体がリズムを取り、押してみたい、曳いてみたい、という衝動にかられます。 また、だんじりを核とした地域住民のつながりは、次世代の若者を地域で育てるとともに、都会では疎遠になりがちな近所付き合いの機会を作ってくれることから、だんじりとともに、御影という町のチームワークの良さを実感している今日この頃です。


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2022年7月27日

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