広島支部

広島支部2023年度総会報告


楠ヶ丘会広島支部は11月11日、2023年度総会を広島市中区三川町の中国料理店「天龍」で開き、支部会員15人、来賓3人、外部講師1人の計19人が参加した。


■外部講師 講演会「広島原爆と復興から学ぶこと」

◇ 講師:藤井正一(ふじい・しょういち)さん(85)

◇ 経歴:広島市国際交流課長、広島アジア大会事務局渉外部長などを歴任し、国際協力事業団(JICA)講師をしている

◇ 講演内容(抜粋):

原爆犠牲者は1945年8月6日の被爆当日で約8万人、同年末で約14万人といわれるが、動員された韓国・朝鮮人、東南アジアからの留学生、米国兵捕虜らもいたと強調。 軍都から平和文化都市への転換という意識を行政、経済界、市民が共有し住民投票などを経て、49年に国有財産の譲渡や高い補助率でインフラ整備などを可能にする「広島平和記念都市建設法」が出来た歴史を振り返った。 ハワイ、北米、南米などの広島県人会の資金援助をはじめ、大量の医薬品を携えて被爆者治療に当たったスイスのマルセル・ジュノー医師、戦災児童を精神養子として支援する活動をした米国のノーマン・カズン医師ら国際的な支援があったとした。 80年代に平和記念式典で市長が読む平和宣言の英訳に携わり、原爆の生存者としていた被爆者を「Hibakusha」と表記し、英単語として定着したと述べた。 東日本大震災で179か国から約227億円の支援があった点にも触れ、復興には国際支援が大きな力になると訴えた。


■黙祷

◇ 9月4日に死去した畑博行・名誉支部長(外専2EA、元近畿大学長)、2021年12月6日に亡くなった俵博・副支部長(学12EB)をしのび黙とうをささげた。


■支部長、来賓ご挨拶

◇菅川幹人(すげかわ・みきと)支部長(学24C)は「コロナ禍で中止が続き、4年ぶりの開催。支部は約45年の歴史があるが、高齢化と参加者の固定化が進んだ。 初参加の5人や久しぶりとなる人を含め15人が集まった。 支部を存続、発展させるために新しい人の意見を聞きたい」とあいさつした。

◇藤井英映(ふじい・ひではる)楠ヶ丘会副会長(24EA)は「かつて兵庫県庁に勤務し、シアトル事務所に赴任。 神戸市外国語大学卒業生の世界的ネットワークに助けられた。これを後輩に引き継ぎたい」と述べた。

◇山口治彦・神戸外大副学長は「昨秋、神戸外大がホスト校になって開催した模擬国連世界大会神戸大会の広島文化視察で支部の9人に協力してもらい、成功裏に終わった」とお礼を述べた。

◇都築由美・外大事務局次長は外大志望だったのに別の進学先を選んだ経歴を明かし、「外大と関われてうれしい」と縁を強調。 オリジナル返礼品の特典をPRしてふるさと納税による寄付を訴えた。


■活動、会計報告

◇土井洋之・事務局長(学26C)と山根克史・会計担当理事(学17EA)が活動報告や会計、監査報告などを行った。 若い人を中心に支部活動参加者を増やし、総会以外に参加しやすいイベントを企画することや、次回総会は24年10月19日を第一候補日にするという内容の23〜24年度活動方針案を提案。

◇辞任を申し出た瀧上良男・監事(学11C)の後任に清水考子さん(学17EC)を充て、名誉支部長と副支部長の1人を空席とする役員人事案を提案。 各議案は拍手で承認された。


■乾杯、自己紹介

◇山根理事が「約40年支部総会に出たが、出席者の男女比が6人対9人と初めて逆転した」と述べて乾杯の音頭をとった。

◇井上照章さん(学15EA)は十数年ぶりに参加。「文化センターなどでビジネス英語、英会話を教えている」と述べた。

◇殿重直子さん(学43E)は初参加。「県立高校で英語教諭をしている。広島市佐伯区の自宅から北広島町の学校まで高速道路を通ればすぐ着く」と話した。

◇湯藤慶子さん(学45H)は初の顔見せ。「卒業後30年近いが、語学とは縁遠い生活」と笑った。

◇淀屋廣紀さん(学64E)は最年少で初参加。「自分のような者が一人でも多くいればいいと思い、初めて出席。母校は温かい大学」と若者の使命感に駆られて出席したと明かした。

◇藤井説子さん(学38EA)は2019年の前回に続く参加。「卒業後、自動車メーカーで3年間、翻訳に携わって退職。以来、英語に関わっていない。孫に教えるためにも勉強し直したい」と後半生の目標を披露した。

◇佐々木由美さん(学37P)は十数年ぶりの参加。現在は洋菓子メーカー勤務。「11〜19年に東京に赴任して広島に帰り、久しぶりに皆さんに会えた」と喜んだ。

◇半田知弘・理事(学18C)は、3月21日にBSテレ東で放送された「錦鯉のあなたの街にこんにちは〜」のロケ地に尾道市で経営する銭湯が選ばれ、自分も出演したと公表。「うちが開業した1957年頃、尾道市内に銭湯が約40軒あったのに今は3軒。番組で全国区になったが、私の代で廃業だ」と寂しそうな表情。

◇清水・新監事は1970年に通訳案内士試験に合格し今も現役と報告。「同窓会活動に若い人が大勢来てくれた。バトンタッチしたい」と希望した。

◇大本華世さん(学49H)は初参加。「欧州産ワインの輸入の仕事で、英語と関わっている」と語った。

◇土井事務局長は20年1月に新聞社を退職したと報告し、「今年3月下旬、山口県日台親善協会の要請を受け、台湾台北市立建成国民中学(日本の中学校に相当)の校長ら教員3人が岩国市の私立中学・高校を訪問した際、中国語のボランティア通訳をした」と、専攻語学で国際交流に貢献したと伝えた。

◇吉本(渡辺)智恵・副支部長(学32EA)は数年ぶりの参加。広島市立大副学長を務めている。市国際交流課で藤井正一さんの部下だったとし、市長通訳などをした後、市立大教員となった履歴を明らかにし、「定年まであと2年。もうひと頑張りする」と宣言。

◇力山裕子さん(学30EC)は山口県で11年間、英語教員をした後、広島に移り英語塾の手伝いをしていると話し、「9年前に総会に出た時、一番若かったはず。今回は中間ぐらいの年齢」と歳月の流れの早さを感じていた。

◇中田佳子さん(学52E)は「広島平和文化センターに7年半勤め3年前、広島県庁に転じた」と話し、19年2月19日にテレビ東京などで放送された「開運なんでも鑑定団」に山田佳子の名前で出演し、インターネットで検索できると、自慢した。


■その他

◇ 懇談の中で、総会の中断が続き、楠ヶ丘会からの活動費がたまり参加費を安く設定したり、外部講師による講演を企画したり、過去、百数十人に送っていた案内はがきを260人に増やし支部の存続が危ないと訴えたりしたため、初参加が増えたという経緯が話題になった。

◇ 参加者側は「危機を訴える案内文に騙された」と笑いながら、「今まで広島支部の存在をよく知らなかった」「来てみたら打ち解けて話ができた」「母校の良さ、歴史を感じた」などと好意的だった。

◇ 役員が湯藤、淀屋さんに理事になるよう頼むと、2人は承諾。閉会直前に2人の理事就任を緊急提案し、承認された。若い人の参加で将来に希望が持てる支部総会になった。


広島支部事務局長 土井 洋之

同支部理事 淀屋 廣紀



広島支部総会で講演する外部講師の藤井正一さん(右)


被爆アオギリ2世の成長

2023年7月26日

被爆アオギリ2世について



★神戸市外大ウェブサイト
 こちらから! ↓↓↓





会誌「楠ヶ丘」





楠ヶ丘会からのお知らせ


≫≫楠ヶ丘会クラス・クラブOB会等助成取扱要領

≫≫年会費納入のお願い

行事スケジュール

【2024年3月】

・卒業式・卒業記念
パーティー

3月25日(月)


calendar

2024年 3月

252627282912
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31123456