広島支部

模擬国連世界大会神戸大会広島文化視察協力報告



神戸市外国語大学がホスト校になって2022年11月20〜26日、開かれた国際学生会議「模擬国連世界大会神戸大会」の一環として21日実施された広島文化視察。 大学から協力を求められた外大同窓会「楠ヶ丘会」広島支部の9人が、広島市中区の広島平和記念公園内で、11か国の大学生らに付き添う現役ボランティア外大生らに交じって、原爆ドームや原爆の子の像などについて英語で補足案内をしたり、記録写真を撮ったりした。


9人は、学17EA=1968年卒の山根克史・広島支部会計理事(英語教室経営)、学17ECで英語通訳案内士の清水考子さん、学17ECの転法輪由美・支部監事、学24Cの菅川幹人・支部長(元広島テレビ取締役)、学26Cの土井洋之・支部事務局長(元読売新聞記者)、学28H=79年卒でスペイン語専攻ながら英語通訳案内士の高味伸子さん、学37EA=88年卒で映画ロケ誘致活動などをする広島フィルム・コミッションの西崎智子さん、学42KA=93年卒でパート会社員の小田信子さん、学71E=2022年卒で転職活動中の新宅桂伍さん。


一行約400人は十数人ずつに分かれて午前10時40分ごろから公園に到着。 原爆ドームや爆心地の島内科医院、原爆の子の像、原爆死没者慰霊碑、広島平和記念資料館などを見学した。 ボランティア学生は英語で各スポットを紹介。支部のOB、OGは原爆の子の像や広島平和記念資料館などで待機し、追加説明し質問に答えた。 清水さんは家族の被爆体験を織り交ぜて惨状を解説し、用意した折り鶴を原爆の子の像に捧げるよう促した。 一部は持ち帰り用にプレゼントし、模擬国連会場に展示され、好評だった。 また、小田さんは像に捧げられた千羽鶴の再生紙で作られた娘の卒業証書を見せた。 外国人学生らは興味深く見入り、「感銘した。悲劇から長い年月がたつが、自分の国では、こんなに長く亡くなった人を想うことはない」と漏らした。


西崎さんは、あるグループを神戸外大にも2世が植えてある被爆アオギリへ案内。 爆心地から1.3阻姪譴波鑁したが、翌年芽吹き復興の象徴になり、公園に移植された経緯を話した。 修学旅行生たちが「PEACE」の字を彫るなどしたため柵ができたと話すと、参加者は幹の傷跡を見て残念がった。 しかし2世が広島市内の小学校などに植えられていると告げると、「すばらしい」と感嘆した。 またOB、OGたちは資料館を見た参加者に「資料館は誰かを恨むためのものではなく、原爆の怖しさをアピールするもの。帰国したら被爆の実相を伝えて」とも訴えた。


広島国際会議場では、被爆者や孤児になった男性の伝承者が英語で語る講話があった。 特に85歳の小倉桂子さんの実体験談は、外国人の感情を揺さぶった。 講話後ドイツ人学生が小倉さんにお礼を言ったり、あるグループは小倉さんを囲んで記念写真に納まったりした。 小倉さんは「皆さんはすでに色々な団体や国のリーダーだが、原爆を伝え世界を変えるリーダーになってほしい。核廃絶のインフルエンサーになって」と呼びかけ、学生たちはうなずいた。 西崎さんは、小倉さん推奨の映像(番組)へのリンクを知りたい引率外国人教員からメールアドレスを託され、小倉さんに伝える橋渡し役も果たした。 小倉さんは「海外の若い方がこんなに多く来てくれて、本当にうれしい」と、広島視察に感謝した。


また、土井事務局長は記者経験を生かしてカメラマン役に。 約170枚撮影しSDカードを外大側へ提供。 原爆ドーム周辺では、マレーシアの華人学生に中国語と広東語で会話し、「中国人ですか」と聞かれ、卒業後45年以上でも専攻語学が通じたことを喜んだ。


午後3時半過ぎ、貸し切りバスでJR広島駅へ向かう一行を見送った9人は「こんなイベントがあるのは、すばらしい。学生には刺激になっただろう」、「みんなよく勉強している」「もう少し滞在時間が長ければ、よかった」、「核の恐怖が理解された」などと意見を述べた。 「イタリア人にイタリア語版観光ガイドマップをあげて喜ばれた」と、来年5月の広島サミット開催決定で注目されるややマイナーな言語版資料の効果を体感する声も出た。


外大側から広島支部へ協力要請があったのは8月下旬。 9月2日、学生実行委員会の4人や外大職員が広島へ来て、支部役員ら5人と対面打ち合わせをした。 清水さんらは原爆に関する番組を録画したDVDなどを贈った。 その後、西崎さんは英文観光ガイドマップ約500部や、改装工事中の広島駅から広島電鉄路面電車乗り場までのルートの動画などを送った。 11月10日には58分間、支部の4人と大学をつないでズームミーティング。 清水さんが原爆関連年表や平和公園内をパワーポイントで紹介した。 ミーティング後、土井は元高校教諭に作ってもらった英文ガイドテキストを提供し、ボランティア学生の案内に一役買い、メールをやり取りして、連絡調整に尽力。 こうした準備を重ねただけに9人は「母校の発展に貢献でき、うれしい」などと喜んだ。


報道したのは、衆院広島5区選出の寺田稔総務相の更迭直後と重なったのもあって、NHK広島放送局と読売新聞広島版のみ。 11月8日付で広島県庁記者クラブへ取材案内が届けられたというが、もっと早く視察の詳細や核兵器使用の懸念があるロシアによるウクライナ侵略情勢を踏まえ、原爆の実相に触れる意義を強調した地元メディア向け発表をしていれば、より多くの報道がなされた、と思われる。 神戸外大の知名度を地方で上げる機会だっただけに、広報の在り方が残念でならない。


(楠ヶ丘会広島支部事務局長 土井洋之)




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2022年7月27日

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