リレーエッセー 第56弾

同窓会について(思いつくままに)

木下 聰(学10EB)

現役時代は会社の仕事に追われ、私は楠ヶ丘会の理事に選任されていながら大阪本社勤務時代さえも殆ど同窓会の総会に出席することが出来なかった。そのことを心苦しく感じて何か楠ヶ丘会のお役に立てないかと思っていたところ、今年6月の総会で不肖の私も常任理事に選任された。 そして、7月の常任理事会の決定で事業・組織部の仕事をすることが決定された。因みに、事業・組織部の主な所掌事項は々垰・事業の企画及び実施に関すること、会員名簿の発行に関すること、支部、その他の組織に関すること、である。

そこで、楠ヶ丘会の会則を改めて読み返したところ、第2条に、「本会は会員相互の親睦を図り、母校の発展に資するとともに社会に貢献することを目的とする」とあり、第7条には、「理事は、各卒業回次の会員の中から総会において選任する」とあり、また、「会長、副会長および常任理事は、理事の中から総会において選任する」と規定されている。

しかし、理事選任数の現状は会則とは程遠い状態であり、一番若い世代と思われる理事の卒業年次は1979年である。私の経験から判断しても、仕事に追われている若い現役世代の会員が理事を引き受けるのは無理かも知れない。 これは、全くの私見であるが、「現役時代に理事として実質的な同窓会活動をすることが無理だとしても、名目だけでも理事を引き受けておいて定年後に実質的な活動をするという人が各卒業次の会員から出てくれれば良いのではないか」と思っている。

母校は1986年に灘区の楠ヶ丘から神戸研究学園都市に移転している。楠ヶ丘の学舎で学んだ会員にとっては「楠ヶ丘会」という名称は古ぼけた学舎で学んだ日々を思い起こさせる懐かしく親しみやすいものである。 しかし、新しい学園都市の新学舎で学んだ若い世代の会員にとっては「楠ヶ丘会」という名称は何の感慨も呼び起こさないのではないか?

楠ヶ丘会会則の第14条に「本会の予算、決算および会則の変更等の重要事項は、総会の議決を受けなければならない」とあり、第12条に「議事は、すべて出席者の過半数をもって決める」と規定されているが、総会の成立要件(出席人数)については規定がない。 したがって、世代交代が進めばその内に「楠ヶ丘会」という名称も若い会員が親近感を持つ洒落た名称に改称されるかも知れない。願わくは若い世代の会員がもっと積極的に総会などに参加して、同窓会を活性化してほしい。

「楠ヶ丘会会員名簿の発行」は事業組織部の重要な仕事である。楠ヶ丘会副会長の塚野和男氏(事業組織部長兼務)によると、「楠ヶ丘会会員名簿についてはこれまで5〜6年ごとに発行されてきたが、平成15年4月の発行を最後として、現在までその発行が行われていない。 これは、個人情報保護法が平成15年に発効し、当初は、それへの過剰な反応から名簿の発行が困難であるとの判断が名簿を発行する教育機関をはじめ諸団体の間で大勢となり、楠ヶ丘会でも平成19年から20年にかけての常任理事会を中心とする検討で、名簿の発行事業を一旦凍結したからである。 しかし、その後、個人情報を慎重に取り扱うなど適正な対応をとれば名簿の発行は違法ではないとの認識が広がり、それまでその発行を控えてきた各団体も発行を再開するようになった。そうした中、楠ヶ丘会でも名簿の発行を求める声が会員の間で高まり、個人情報保護の方針を楠ヶ丘会として決定するとともに、改めて平成22年以降の常任理事会での論議でそれまでの凍結状態を解除して名簿発行の方向性を確認しながら、最終的には平成23年7月2日に開催された第2回常任理事会で名簿の発行を決定した」とのことである。

楠ヶ丘会事務局の資料によると、今年実施された「楠ヶ丘会会員意向アンケート調査」(名簿記載に同意する又は不同意の個人情報内容)の結果は、アンケート総数(6月30日現在)1059枚中、氏名のみ記載:13.5%、氏名住所記載:17.5%、氏名・住所・電話番号記載:36.0%、氏名・住所・電話番号・勤務先記載:10.3%、氏名・住所・電話番号・勤務先・勤務先電話番号記載:12.8%であるが、「すべて同意しない」が9.9%である。正式の「名簿掲載情報確認アンケート」は平成24年度総会案内時に会員に送付される予定であるが、折角発行される会員名簿が有意なものとして会員に利用されるように、ポジティブな回答がもっと沢山寄せられることを願っている。

会員相互間の親睦を図るには、会員名簿や会誌の発行は重要であるが、同窓会誌「楠ヶ丘」の発行は毎年1回のみであるから会員の親睦を促進するには不十分であり、インターネットをもっと活用する必要があると思う。事務局の要請を受けて、「楠ヶ丘会」のホームページに掲載されるリレーエッセイの寄稿文としてこの拙文を書いているが、目を通してくれる会員はどれぐらい居るのだろうか、反応を知りたいところである。最近SNS(Social Network Service)が普及しつつあるが、「楠ヶ丘会」のホームページももっと活用されるようになれば良いと思う。

現在は携帯電話を家内と共用しているが、パソコンと連携できるいわゆるスマホの手頃なモデルのものが売り出されたら、私の専用に購入してSNSなどの活用も検討したいと思っている。 SNSを利用しているか、この分野について何かご存知の会員の方は、私の新しいe-メールアドレスまたは楠ヶ丘会事務局にご連絡いただければ幸甚です。 因みに、リレーエッセイの第42弾として小生の拙文「英語をめぐる雑感」が掲載され、また、「楠ヶ丘No.49」(P.35)に「近詠自選十句」が拙句ですが掲載されている。ご一読頂けると幸甚です。

どんな男か写真をご覧になればご安心頂けるのではないかと思い、小生の顔写真を挿入します。会員の方のコンタクトをお待ちしています。

2011.9.8記

被爆アオギリ2世の成長

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(撮影日:2020年5月27日)

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