リレーエッセー 第73弾

赤道上の常夏のミクロネシア連邦にも桜が咲くって信じられない!

二部英米学科 8回生 荒木 芳雄

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私たち日本人の感覚ではサクラは2〜3週間で散ってしまう。 春一番が吹き荒れるとものの見事に大半の花弁が飛び散ってしまう。 花の命は短いからこそそれだけ愛着が増すものであろう。 桜は日本の代表的な春の象徴であり、桜のシーズンになるとわれわれ多くの日本人の心を和ませ癒してくれる。


私は、太平洋赤道近くに位置するミクロネシア連邦の仕事に従事しています。 ミクロネシア在住の日本人の末永 卓幸さん、がミクロネシアの風景画の写真を何枚か送ってくださいました。 その中に、美しく咲き誇っている花木が印象に残り、さっそくこの花は何というのでしょうか?と質問をいたしましたところ、日本人にとっては大切な桜の木ですよ!と言われて大変驚きました。 赤道上の常夏のミクロネシア連邦にも桜が咲くって信じられない!

日本と同じく、春、3月末〜4月上旬に、ミクロネシアの桜も開花する。 日本の桜と違う点は、開花するとなんと3〜4ヶ月間も満開の桜が楽しめる。 なぜ、3〜4ヶ月も満開の花弁が見られるのだろうか? 歴史的に、1800年ころ、マダガスカルから、ミクロネシアのポンペイ島にスペイン人が布教のため、苗木を持ち込んだものである。 マダガスカルの気候は南緯20度くらいの位置にあり、ちょうど、気候的には沖縄の気候に近いこともあって、マダガスカルのサクラは一般的である。

ミクロネシアではマダガスカルから持ち込まれて、100年の時間の経過で、熱帯性の気候に順応して、ミクロネシアの桜として、進化したものである。 灼熱の太陽、シャワーのごとく降り注ぐ雨、などに順応しミクロネシアの桜として、定着した。 日本の信託統治時代(1914年〜1945年)日本人の桜に対する思いが、現地で桜街路樹として街を飾り日本人の故郷に対する思いを桜で心をいやした事が容易に想像される。

日本人が"南洋サクラ"と呼んだのはこのミクロネシアの桜のことである。 南洋桜は日本での正式名は『鳳凰木』と呼ばれ、花びらの形状が古代中国の伝説の鳥『鳳凰』に似ていることから、この名がある。 またの名を『火炎樹』、これは燃えるような花の状態から名付けられた。 その名は英語でも、"Flame Tree 炎の樹"と呼ばれ、真っ赤な炎を思わせこの花の特徴をよく表している。 世界中の熱帯から亜熱帯地域に分布しており、南国の象徴的な花として、街路樹や公園、民家の庭、山裾などで、一年の半分以上をこれら花々で飾っている。 

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鳳凰木(1)


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鳳凰木(2)


被爆アオギリ2世の成長

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2017年4月25日
(撮影日:2017年04月25日)

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